2011年10月13日木曜日

ゼルダの伝説25thオーケストラコンサートに行ってきました。後編

前編
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中編
http://mimalog.blogspot.com/2011/10/25th_12.html#more

ここまでお付き合いいただいて有難うございます
まさか2日に分けてエントリすることになるとは(´・ω・`;)

今日は後編ということで一気に〆たいと思います。では続きを。
そういえばパンフの絵はコレの元だったのですね







15分の休憩を挟んで第二部が始まりました。
気がつけば、パイプオルガンに置かれていたマスターソードとハイリアの盾が無くなってる。
これは、もう、アレしか無いですよね?

8 ガノンドロフのテーマ「時のオカリナ」よりガノンの塔~ガノンドロフのテーマ~ガノンドロフ戦闘~ガノン最終戦



予想通り、上手からマント羽織ったパイプオルガニストキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
なで肩でお腹が出てるのを目を瞑ればガノンドロフだ!

みなとみらいのリトルジャックオケ公演でFF6の妖精乱舞といい
今年は生でパイプオルガン聞ける機会が多いなぁ。幸せだ。。

ラスボス戦はティンパニが響く中、あの夕景~塔崩壊~夕闇の中の決闘が目に浮かぶ。
舞台裏で聞いていたしょこたんは両手を肩に置いてたのを宮本MCに突っ込まれておりました。

曰く

「あのパイプオルガンを聞きたくて何度ガノンを叩き倒したことか!」(会場笑い)


9 ゼルダの伝説 小品組曲

これは宝箱を開ける短い音楽などを集めたもので、
始まる前に宮本MCがしょこたんに、幾つの曲で構成されてるのかクイズを出してました。

結果は見事に正解してましたが、
「全てのシーンが思いだされるんですよね」とサラリと言ってたのが印象的。

10 ゲルドの谷
「時のオカリナ」よりゲルドの谷

フックショット!流鏑馬!弓矢でスナイプ!で有名なゲルドの谷ですが、
今まで原曲に忠実だったアレンジとは打って変わって
カルメンっぽさが無くなった完全オーケストラの曲になってました。
ゲルドの谷が大渓谷になったようでこれはこれで新鮮かも。

と、ここで第二のゲスト任天堂コンポーザー近藤浩治さんが登場!
宮本MCから『最高の音楽を作られた~』と褒め称えられると、謙遜しながら
最高の楽団と最高の司会者のおかげです・・・あ、いや指揮者ですね
とたじたじに。
MCからは『近藤だけに混同しちゃって!』と、
世の中の近藤さんが必ず経験するオヤジギャグで突っ込まれていましたが

しゃべるより音楽で表現するのが得意なんだろうなーと思わせる、素朴なお方でした。



11 「時のオカリナ」ハイラル平原「時のオカリナ」よりハイラル平原




この曲の前に近藤さんの説明があり、社長が訊くでもあったように
時のオカリナで特有の音楽の仕掛けを説明。


(以下は社長が訊くhttp://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/aqej/vol1/index.html#listより引用)



横田
で、『時のオカリナ』の話なんですけど、
メインの舞台であるハイラル平原で、
ダンジョンの冒険から、そこに戻ってくると、
聴こえてくる音楽が毎回違うんです。
曲の流れ自体は、そんなに変わらないんです。
でも、流れてくるメロディが、
いつも同じタイミングでこないんです。
しかも、同じ曲であっても、敵と戦ったりすると、
少しスリリングな曲調に変化して、
戦闘が終わると、また雄大な曲に戻ったり

リンクが立ち止まっていると、静かな曲になったりと、
絶え間なく曲が変わっていくんです。
岩田
あそこでは決まった音楽を
ずっと流しているんじゃないんですよね。
横田
そうなんです。ハイラル平原では
「普通」と「戦闘」、そして「静かな」という、
3パターンの曲が切り替わるんです。







この特徴を活かして、観客と双方向な演出をしたいと提案がありました。

やり方としては、手元にあるパンフを畳んで、表がクロ、裏が緑の絵になるようにして
演奏中に近藤さんから指示があったら、頭の上に好きな色のパンフを掲げるというモノ。
(クロは勇壮な曲、緑は静かな曲、曲調を変えたくないなら何もしない)

タイミングは近藤さんが手に持ったマスターソードを掲げたらなんですけど、
指揮者の竹本さんはアンケートの結果を横目で近藤さんから受け取って、
片手で指揮棒、片手で5、6種類?の旗を駆使して曲を進行するという妙芸を披露

演奏後は完全にエンジンが掛かったしょこたんから「いまここで前転したい!」とコメントがw



12 「大妖精のテーマ」「神々のトライフォース」より大妖精の泉



これは二台のハープを使った重奏で始まり。途中からはコーラス隊が入り荘厳な曲に。
大妖精のテーマと同時にファイルセレクト音楽でもあるので、ハイラルのテーマに並ぶ有名な曲だと思います。(ちなみに自分の携帯着信音がコレ)


13 トワイライトプリンセスメドレー
トワイライトプリンセスよりタイトル~精霊の嘆き~ミドナのテーマ~ハイラル平原~賢者のテーマ~ガノンドロフ戦~スタッフクレジットその2





「夕暮れが訪れると、どことなく寂しくならないか?」と問いかけられて始まる
トワイライトプリンセス。哀愁、短長感、荘重を重視して作られたそうですが
このメロディーではなんといっても、男性コーラスが発破を掛ける様に重なりあう中で
リンクがガノンに一矢を報いようと、必死に戦う姿がありありと伝わってきて、もう鳥肌。

と、ここで最後のゲスト、ゼルダの伝説プロデューサー青沼英二さんが登場。

心なしかちょっとヨロヨロ。
双眼鏡で覗くと、涙目のような・・・。

あかん。こっちにも伝わってくるぞ。なんか。

「いやー裏で聞いていて、来ましたね。皆さんはプレイ映像が思い浮かぶんでしょうけど、
僕は開発者ですから開発中の光景しか思い浮かばないんですね。その思い出が蘇って来ちゃって・・・。」

MC「辛いことや楽しいことですね?」

(指を折りながら)「はい。辛かったり・・・・(間を置いて)・・・辛かったりw」(会場核爆)

MC「家族を犠牲にされた時期もあったでしょうねぇ・・・」

「あ、いや楽しかったのも有りますが、新作も5年掛けていて・・・あ、掛かってですね。
ようやく完成したんです。ファンの皆さんすいません。スタッフの皆に一言だけ言わせてください」

「みんな今までありがとう!これからも良い作品作っていこうなー!!」(´;ω;`)


つられて自分も(´;ω;`)ブワッ
いやーミヤホンにちゃぶ台がえしされたりですね?分かります。


MC「素晴らしいお言葉でした。きっと青沼さんのお気持ちは会場の皆さんに伝わったと思います」
「皆さんはこの感動をモノに変えていただくということで!一つお願いします!」


・・・よし分かった。金リモコンセット二個目買えってことか!(無理)



14 ゼルダの伝説 メインテーマ「ゼルダの伝説」よりタイトル~地上テーマ「神々のトライフォース」より表の地上


もうなにもコメントがしようがないゼルダのメインテーマ。
youtubeのとはアレンジが違うんですが、特典CDが楽しみです。


アンコール1「風のタクト」よりおばあちゃん


最後の曲が終り、真っ暗の舞台からピアノの独奏が聞こえてきました。
いつの間にか近藤さんが座っており、優しげに流暢に奏でる様子は
さっきまでのトークとは別人のよう。この人は楽器で語る人柄なんだなぁと。


アンコール2『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』よりメインテーマ「女神の歌」




そして、本当に最後の曲がやって来ました。
MCから「女神の唄」と紹介された時、ちょっと鳥肌が。


今までこの曲はメインテーマとしか紹介されてなかったはず。
で、この曲を逆再生にすると、ハイラル王家に伝わるゼルダの子守唄になるのは
皆さんご存知だと思います。


女神とは三大神のことなのか、ゼルダ姫の事なのか・・・。
気になりますね。




演奏プログラム終了後、鳴り止まぬ拍手を浴びるMCの二人と任天堂ゲスト3人。
その中で宮本茂さんにマイクが渡されました。


「いやー25周年と言われても何も思い出せないんですよね」(へ?)
「あ、いやジーンとはしてますよ?」(ん?)
「でも、思い出に浸るより、次作をどう作ろうかアイデアが湧いてきて仕方ないんですよね(笑)」



宮本さんらしいけど締めの言葉がそれかいw


あーなんというか、最後の最後で上司にするなら宮本さんより青沼さんがいいなぁと心底オモタ(笑)


終り

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